ことばの世界

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南アジアの英語の多様性

南アジア、いわゆるインドの方面でも英語が使われている。しかし、一口に英語といってもインドの英語には様々な変容がみられる。

その理由として、もともとインドにはたくさんの言語が存在するということがいえる。1961年の時点で1652の言語があることがMehrotra氏の調査でわかった。またインドでは67の言語がメディアや学校で使われている。

公用語としては18の言語が指定されており、Assamese, Bengali, Gujerati, Hindi, Kannada, Kashmiri, Konkani, Malayalam, Manipuri, Marathi, Nepali, Panjabi, Oriya, Sanskrit, Sindhi, Tamil, Telugu, Urduというリストになっている。

 

このように英語が入ってくる前からたくさんの言語が存在するため、また各地域に根付いているため英語が導入されクレオール化が進むにつれ様々な英語に変容していった。南アジアでみられるこの現象を"network of varieties"としてまとめた。

 

ここまでで気になったこと

  • なぜインドにはたくさんの言語が存在し、これまで統一されてこなかったのか
  • インド英語の特徴